フランス「ドラゴンボールZとファンタで死にそうになる」


南米・ブラジルから、ヨーロッパ・フランスに飛行機は到着。
飛行機の窓から車が走っているのが見える。ドコも人間の
営みは一緒だなぁと。


そして空港内フードコートでは、結構イイ年した
カップルが、あ〜んをしていて、

早速恋の国・フランスの洗礼を受ける。

フランスの首都・パリ空港には19時に着いた。
空港インフォメーションでモンサンミッシェルに行きたい旨告げると、
パリのモンパルナス中央駅から乗り継いでゆけと。
そのまま空港から電車でシティへ。

車内で隣あったフランス人男子に話かける。
その人にフランス語で「ありがとう」は何と言うか聞くと
「メルシーボーク」と教えられる。ソレ聞いた事あるよ!覚えておきます!

そのまま旅の話をしていると唐突に
「人生は何だと思う?」とか聞いてくる。
コイツめんどくせえ!

でもそういう話キライじゃないよ。私の人生観とか話す。
「ボクは人生を愛するモノだと思う。食事、文化、人、全てを愛するコトだ」
その後もとくとくと人生論。最終的に「愛が全てだよ」と。

フランス人は人生を謳歌するのを重要視しているって聞いた事ある。
典型的なフランス人って感じだなー。

パリ中央モンパルナス駅に着く。お別れに、
ハグして、右ほっぺをお互い
交差してくっつけて、

次に左ほっぺをお互い交差して
くっつける仕草をされた。


フランスの仲良しさんの仕草だろう。でもコレ、ブラジルでもそうだったよ!
ブラジルでもお互いほっぺをくっつけて挨拶してたよ!
こんなトコロでブラジルとフランスの共通点を見つける!


さあ、モンサンミッシェルに行くのだ。
実は前の中南米で、あまりに道とかが
わからな過ぎた事に懲りて、家族に

ガイドブック(地球の歩き方・ヨーロッパ、
ロンリープラネット・アフリカ、
またロンリープラネット・アジア)
を国際郵便で送ってもらったのだ。


コレで旅、もう安心だもんね!!!!!!!

とにかく中央駅インフォメーションでモンサンミッシェルまでの
中継地点・レンヌ駅までのルートを聞く。5分後に出発だと。急げ急げ!!!

6番ホームへ行くとゲートがあって「チケットは?」と言われる。
「チケットは無い。レンヌに行きたい」英語で言ってもどうやらココでは
英語は通じないみたい。フランス語のみか!

「チケットは無い。レンヌまで行きたい。モンサンミッシェルに行くんだ」
再度、日本語で言うだけ言ってみる。

ココで旅の鉄板約束!言葉が通じ
なかったら日本語で言うだけ
言ってみよう!

ニュアンスで受け取ってくれる事が
多いから!


何だか良くわからんが、時間が無いから、とりあえず乗ってしまえと
スタッフに促される。車内で清算。良かった!乗れた!

フランス新幹線はダイブ快適で、隣り合った人に
ファンタとかもらう。私もお菓子をお返し。
仲良ち。そして予定通り2時間後にレンヌ駅到着。


でもレンヌ駅に到着したはしたけど、現時点で21時。今から宿探しか。
不安だな。見つかるかな。でも・・・うん。でも大丈夫。
肌感覚でこの町はこの時間にうろついていても大丈夫。

でも時間が時間だし、一応気をつけよう。
後ろを振り返り振り返りつつ歩く。


とにかく頼みの綱の地球の歩き方には、レンヌなんて小さい町、
ガイドが載ってないのだ。仕方無い。ココは自分の足で探すしかない。

ココで旅の鉄板約束、安宿は駅裏か
ダウンタウンを狙え!


まずは駅裏散策。でもホテル5箇所くらいあたって、でもみんな
60ユーロ(8000円)とか言われる。ソレはバックパッカーには無理な金額だ!

駅裏のホテルの人に、ダウンタウンになら安い宿があるかも。と言われる。
言われるままにダウンタウンへ。

ホテルを何件かあたって、大体60ユーロ(8000円)。でも時間が時間だ。
40ユーロ(5000円)の宿を見つけたら妥協しよう。

次のヒテルでもやっぱり50ユーロ(6500円)。ディスカウントを
お願いしてみる。無理だと。そらそーだわな。一応聞いてみる、
この辺に安宿は無いですか?

20ユーロ(2500円)の宿があると。ドミトリー宿。
ココから歩いて20分。
マジですか!紹介してください!


ホテルの人にもらった地図に従って町を行く。
10分位歩いたトコロで人通りが少なくなってきて、俄然不安になる。

いくら治安が良さそうでも、やっぱり夜遅くに一人歩きはヤバい。
一晩パリに泊まって朝早くから動くべきだった。しまった!アホだった!

不安からダイブ泣きがはいったトコロで、楽しげに談笑する黒人の男女集団が
通りかかる。とりあえず地図から道は間違っていないか聞いて確認!

川沿いのホテルね。方向が同じだから一緒に行こうか!
マジですか!!!

また助かったよ!集団でいれば安心!よろしくお願いします!
全員身なりも良さそう。集団強盗には変身しないだろう!

自己紹介。我々はセネガルから来たと。

セネガル!?すげートコロから来てるなぁ!

イロイロ話すも、でももう疲れてきて
英語話すのがめんどくさい。

アフリカ人なら歌デショ!

セネガルの歌を歌ってみてと!とお願いしてみる。
おっ、音楽好き?と一人が打楽器系のまさに

ママ!アフリカ!って感じの歌を
歌ってくれる。
続いて他の人も一曲!

私もお返しに「サクラサクラ」を歌う。日本の花の歌だよ!
続いて「上を向いて歩こう」を歌う。この歌、何でかブラジルで世代を
超えて大人気。ブラジル的に何か琴線に触れるのかな。

そしてまたセネガルの歌を歌ってくれる。さっきまで半泣きだった道中は
ダイブ楽しい事に。

続いて私が「チャーラーヘッチャラー何がおきても気分はヘノヘノカッパー」と
歌うと「ドラゴンボールZ!」と一人が叫ぶ!

さすが!このまんがはマジ世界中どの国に行ってもみんな知ってる!
しかも「Z!」まで言われるとは!

しかも「サクラサクラ」や「上を向いて歩こう」とかより、何より4人とも
異常に興奮してくれた。国で小さい頃見たよ!と。

すげーな!フランスでセネガル人に
ドラゴンボールZが大人気とは。
訳わからん凄さだな。

いつか原作者の鳥山明先生に
逢ったら教えてあげたい。


そして宿に到着!スペシャル感謝!集団を信じて良かった!全員とハグ!
本当に有難う!いつか日本にも来てね!


そしてチェックイン!何とかベッドに辿りついた!即就寝!

翌朝、7時に起きて宿から駅までバス。
何故かモンサンミッシェル行きの電車が動いて無かったので、係員に聞くと、
バスで行けと。
すると運良く5分後出発のモンサンミッシェル行きのバスが!

2時間位走って、モンサンミッシェルに着く。おっと寝ていた。起床起床。

ちなみにモンサンミッシェルとは、陸から切り離された小島に浮かぶ修道院。
世界遺産。

中に入る。うお〜と、でも、凄いは凄いんだけど、
長旅の中で凄いモノを色々見過ぎて、
あんまり凄く感じない。


コレが旅人がみんな陥ると噂の旅マヒか。

でもココ、当時の司祭の夢の中に
大天使ミカエル様が現れて、

この地に修道院を建てるよう
告げたのが発端で出来たらしい。


何だソレ!奇跡の建築物かよ!

1時間ほどかけて内部を見学し、モンサンミッシェルを出て町へ行こうと
外へ出て、再度建物を眺めると、

ああ、モンサンミッシェルは
魔法の城じゃん!正に聖地じゃん!

って思った。やっぱりココ、凄いは凄いわ!!!

そして町へ出るも何も無く。レンヌへ戻るバスまでまだ1時間位あったので、
再度モンサンミッシェルへ向かう無料のミニバスに乗る。
さっきはモンサンミッシェルに着くまで寝てたから気がつかなかったけど、
バスで段々近づいてゆくとコレ、要塞じゃん!って思った。
色んな顔を持つモンサンミッシェルでした。



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