ブラジル:2 「おっさんをセニョールと呼んで死にそうになる」


ブラジル人は何かあるとすぐに親指を突き出し「トゥードボン!(オッケーよ!の意)」って笑う。
良い事もトラブルも大概ぜんぶコレで済ます。
ブラジル人女子は、ギャルはおばはんも常にゲラゲラ笑ってる。
イイ国だなぁ。ブラジル。
あまりにこの国が気にいり、どうにかこのまま住め無いかとサンパウロの日系税理士事務所のバイトの面接に行く。
普通に落ちる。

サンパウロには日系人が多く、日本文化にいっぱい触れられる!
ハンバーガーショップの店頭には「いらっしゃいませ あなたののぞみはかなえられます」なんて
不思議な日本語が書かれてる。
飲食店には肉じゃが定食があるし、本屋さんには日本の雑誌が並ぶ。
イースター島でサトウキビかじって折れた差し歯を、日系人歯医者で治療。ゆってる言葉がぜんぶ理解出来るって超安心。
やっぱ治療だし。自国文化、サ・イ・コ・ウ。
でも中華料理屋のアジア丸出しのおっさんを「セニョール(ポルトガル語で)」と呼ぶのはまだ抵抗が。
おっさんはおっさんじゃあ。

ブラジルはポルトガル語圏で「何で?」は「ポルケ?」、また「しかし」は「ペロ」、「少し」は「ポコ」。
ペコパコ言っててついニタニヤする位カワイイのだ。


そしてアマゾンへ行く飛行機の経由でブラジリアへ。
ブラジリアはブラジルの首都で、政治全開司法全開スーツ全開かと思いきやキラキラと眩しく輝く
何千枚ものスタンドグラスに包まれた教会や、グルグル螺旋を床に描く広い広い瞑想ルームとか持つ
「世界平和を願って、既成の枠を超えた全ての宗教の為の祈りの場」である寺院とかあって、
予想外にあんまり凄くて何度もその場に座り込んでしまいました。
あんまりにも凄過ぎた。ビックリした。

そして現在4月4日午後19時。満月。
誕生日なので東洋街で年の数だけ大判焼きを購入。さすがに全部は食べられなかったけど。
今までいた場所から本当に本当に遠いトコロにいるなぁ、とか想いながら仏壇用のロウソクのゆらゆらゆれる炎を吹き消す。

27歳になりました。

ハッピーバースデーハッピーバースデーおめでとう自分。
どんどんステキな自分になれますように。
どんどんステキな日々でありますように。



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